会長挨拶

「 魅力ある岸和田高校をめざして 」

  向暑の候、同窓生の皆様方におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。さて、昨年、ふるさと納税制度を活用した大阪教育ゆめ基金へのご寄附をお願いしたところ、目標としていた345万円を大きく上回る640万円もの浄財が寄せられました。 ご協力に感謝申し上げます。 募金の目的はデジタル教育の一翼を担うプロジェクターの老朽化による新機種導入であり、全教室への設置にかかる費用として約1千万円を3年計画で集めることでありました。順調にご寄附が寄せられる中、サプライズが起こりました。

 大阪府教育庁が生徒1人1台端末の活用促進や効果的な活用に向けた研究などを推進する高校30校の募集を始めました。その指定校に選ばれれば、計画していた機種より高性能なプロジェクターを普通教室に設置してもらえるのです。50校程度が応募したようですが、岸和田高校は無事、その枠内に入り、指定を受けることができました。

 そこで、640万円の使途について学校長と相談し、360万円は普通教室以外の選択教室などの整備費用に充て、残りの280万円については従来、「岸高グローバルリーダー育成支援基金」から支援していたグローバル人材育成活動に充てることとしました。そうすることで、同窓会からの人材育成支援に余裕が生まれます。学校長からは、充分な人材育成支援を受けた後にも余裕があれば、その時々に学校が求める支援をいただけないかという要望があり、基金設立時の同窓会長や現在の役員会、そして同窓会総会での同意を得たうえで、グローバル人材育成に限られていた基金の使途を柔軟化し、支援対象を拡大することとしました。そのうえで、今年度も引き続き、ふるさと納税制度を活用した大阪教育ゆめ基金で、令和6年度のグローバル人材育成事業として目標額300万円程度を設定し、ご寄附を募ることとしました。

 無理のない範囲で結構ですので、ふるさと納税を活用し、継続してご寄附いただければ、私たちの後輩となる生徒たちの学習環境がより改善され、ひいては母校である岸和田高校が魅力溢れる学びの場となります。引き続き、ご協力いただきますよう、よろしくお願いします。

同窓会会長
新田谷 修司(高21)

退任のごあいさつ(2021年4月退任)

 岸高同窓会開催も決まりホッとしていたのもつかの間、副会長の佐野さんから携帯が鳴った。「会長、総会の年ですが・・・。」 いやな予感が的中。あらゆる会で突然の中止、中止に明けくれた一年でした。ポスターを貼り、参加を希望して下さった多くの会員皆様にはお詫びと感謝を申し上げます。

 文野前会長から期待を持って託された岸高同窓会の目的①会員相互の親睦をはかること、②母校の発展に寄与すること、どちらも3年間の前半はともかく、後半は不完全燃焼であったと反省しております。グローバル人材育成支援につきましても、プロフラム実施に至りませんでした。生徒達も残念だったと思いますが、次からは国内でも出来るプログラムに工夫し変えて、それを支援していくのが本筋と考えています。又、黎明ゴルフ会も来年は例年通りの形ではなくてもアイデアを集め実施継続していかなければ、何年も中止をくり返せないと思っています。

 

同窓会会長

 そんな中、ほほえましいこともありました。文理課題研究というプログラムの中で、岸和田名産「彩誉人参」を使って産業振興に寄与しようという4人グループが訪ねて来ました。翌年もその志を継いで新メンバーが何度かうちの工場の岸高OBと共に試作を繰り返し2年かけて完成。同窓会総会の席上先輩方にご披露するとはりきっていたのです。

 多くの事が新型コロナ禍の中で中止を余儀なくされましたが、学ばされたことも多くありました。そして何と言っても何一つわからず会長となった私に岸高同窓会のことを親切丁寧に教え支えて下さった同窓会の皆さん、岸高の先生方には感謝の気持ちで一杯です。次の会長には同じ21回卒の新田谷修司君を迎えます。彼は幼稚園からの同級生で、泉佐野市長として改革にリーダーシップを発揮してきました。副会長の2年間の経験を生かし岸高同窓会長として大いに力を発揮してくれるものと確信しております。皆様方にはより強力なご支援ご協力をお願い致します。私も今回を機に母校岸和田高校のため命続く限りご恩返しをしたいと考えております。3年間ありがとうございました。

向井 新(高21)

タイトルとURLをコピーしました