万葉文化講座 実施報告

万葉文化講座

第 14 回(2019年度) 実施報告

2019年11月9日(土)
新年号「令和」にちなみ、「令和のふるさとを訪ねませんか」と題して、令和にゆかりが深い建物(蘭亭)がある「北山緑化植物園」を訪ねました。
令和元年十一月九日(土)本年度万葉文化講座を西宮市北山植物園にて17名の同窓生の参加で実施しました。この植物園は、西宮市が姉妹都市の関係である中国紹興市(紹興酒の産地として知られています)の名園「蘭亭」「墨華亭」を再現した「小蘭亭」「北山墨華亭」の施設があり、その横に「曲水の庭」も造園されていて毎年5月には『曲水の宴』が開かれています。ここに新元号 「令和」の起源となる蘭亭序(王義之の書)に「於是仲春令月、時和気清(仲春の令き月、時は和らぎ気は清し)」と表現され、また万葉集に大宰府長官 大伴旅人が宴会を開き詠んだ「初春の令月にして、氣淑く、風和らぐ。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす。」という歌に因んでこの場所を訪ねて、今年の万葉文化講座となりました。阪神西宮駅に集合、バス乗車、植物園内を見学して、小蘭亭前で講義が始まりました。この頃は、花といえば梅。梅を愛でながらお酒を飲んで世間の色々を言の葉にする。そんな状況の5ページを解きほぐされて16人の参加者に解説されました。昼食後早くも紅葉している北山山荘内で抹茶と和菓子をいただきました。
解散後、大きな岩のご神体がある越木岩神社によって帰ろうと皆でハイキング、そして阪急線甲陽園駅まで歩きました。

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過去の実施報告

第13回
2018年度
開催日:2018年11月4日(土)
開催内容:「万葉と万葉集」と題して、晩秋の吉野をめぐりました。
 
第12回
2017年度
開催日:2017年11月5日(土)
開催内容:天平の一時期、首都となった恭仁京跡(木津川市)を訪ねました。
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