高9回 第20回学年同窓会報告

学年同窓会

高9回 第20回「九亀利会」同窓会を終えて

          高9回 九亀利会幹事 糀野靖治

5年振りの開催となった。第19回を終え2年後の東京オリンピック開催年の秋開催を目途に早々に会場を令和2年11月8日(日)で予約した。そこに予期せぬ新型コロナウィルス感染パンデミックが発生。その後、コロナ禍の繰り返す波に翻弄され、止むなく令和2年6月中旬開催を延期することとし、会場もキャンセルした。

再検討の切っ掛けは、令和4年5月1日(日)に開催された岸中・岸高同窓会での数名の同窓会幹事との意見交換。コロナ感染も収まる兆しが見えてきたことでもあり、出来るだけ多くの会員の意見を集め幹事会でもって開催の是非を決めることとなった。

令和4年11月1日、幹事会。議論の結果、“第20回は開催。但し、今回でもって最終回とする”ことで決した。中止の意見は出なかった。

その後、第2回、第3回と幹事会を重ね、開催要領として

・令和5年5月30日(火)12:00~15:00で開催する。
・ 会場は関西エアポートワシントンホテル1階リヴァージュ。
・ 司会進行役は、総会:担当クラスである4組の大川清和さん

二次会:前回の幹事代表の西村茂忠さん。

・今回で最終回でもあり、記念品を用意する。

を決め、幹事一同協力して、開催準備を進めた。

只、今回はコロナ対策上、開催時間は3時間、10人用円卓に6~7人の配置で運営することを余儀なくされた。

開催当日は、生憎の雨模様。

同窓会開催案内は、228人に郵送した。出席回答は73人、その後体調不調での欠席届が7人の方々からあり、都合66人の出席となった。我々の年齢から考えれば、・・・!? 精々60人位の出席かと推察していたが・・・。

雨天のなか、皆んな年が年だけに全員何事もなく出席してくれるか不安もあったが、懸念は無用であった。

受付開始予定は11時20分。にも拘らず、11時頃からぞくぞくと次から次へと来場者が・・・。大慌てで受付を開始、11時20分予定時には略略集合してくれる有様となった。11時50分からは集合写真を予定。撮影場所の階段ホールへの移動、撮影態勢が整うまでが大童、てんやわんやしながらも、いざ皆んな澄まし顔、上出来で無事終了した。お陰で開会12時には少々遅れたが、大川さんの司会で総会をスタート。
その後は、司会大川さんの落ち着いた機転を利かした進行で順調に進んだ。
まずは、いつも通り校歌の斉唱。これが、我々の最後の合唱となる。皆んな大きな声でうまく歌えたのではと思う。続いて、物故者への黙祷30秒。ご臨席頂くべき恩師も今はなく、仲間の物故者も90有余人。なかんずく、この5年間で20人の多くの友が逝去された。一抹の淋しさ、無常を感じる。
幹事代表の挨拶。乾杯は関東九亀利会幹事の坂本吉弘さんにお願いした。所用のある中、東京より駆けつけてくれた。

いよいよ、お待ち兼ねの会食・懇談タイム。

会場の雰囲気を盛り上げるように、BGMはオールドデイの楽曲を流し、加えてスクリーンに思い出の数々のシーン ー 恩師の集合写真、今までの同窓会のシーン、ゴルフコンペ、歩こう会等々の写真。次井義泰さんが柳壇に発表された川柳の披露(飛入りでご本人より解説を頂く)― を投影した。いつもの横断幕はステージ上部にスクールカラー濃緑色に白色文字で「岸和田高校9期生学年同好会」。この幕も今回で見ることはない。

会場には、旧友や懐かしい友との交流、歓談に賑やかさ、笑いが拡がった。飛び入りながら、いつもの信貴純二さんの軽妙で機微のきいた話の披露もあり宴たけなわ、一段と盛り上がった。あっと云う間の予定の2時間。中締めとして、今回の担当クラス幹事を代表して山本愛子さん、関東九亀利会を代表して岸谷靖雄さん、常任幹事として長きに亘り尽力してくれた田島陽太郎さんに挨拶を願った。とりわけ、田島さんより数々の思い出・エピソード、苦労話の披露があり、九亀利会60有余年の歴史・歩ゆみに思いを馳せた。

二次会に移る。談笑の続く中、次々に好きな歌・得意な曲を歌い、ますます盛り上がったが、あっという間の一時間。カラオケの締めに、九亀利会と友への思いを込め「有難う、・・・感謝!」の曲を歌う。“第20回・最終回・同窓会”の閉会の挨拶。恐れていた体調不調となる方も無く、昭和35年の第1回より63年続けてきた九亀利会同窓会は無事幕を引くことになった・・・

九亀利会の友達、開催に尽力頂いた幹事の皆さんに感謝!本当に有難うございました。
各人、それぞれの感慨を抱き、惜別の思いを残しての散会であった。

顧みれば、兎にも角にも、九亀利会は「我らが青春の軌跡の物語、記録」であった。この九亀利会で育んできた友情の絆を、せめて有志の集まり、グループ、小サークル等の形でミニ九亀利会として引継ぎ、“物語その后”を紡ぎ続けてくれるよう、願っている。

タイトルとURLをコピーしました