第18回万葉文化講座 実施報告

万葉文化講座

第 17回(2022年度)実施報告

実施日:2023年11月4日(土)
場 所:万葉の里
講 師:樋口百合子さん(高20)

11月4日(土)快晴の空の下、16年前に初めて行った万葉の里にて第18回万葉文化講座が開催されました。講師の樋口百合子先生の先導で総勢26人が一日13000歩あるきました。

飛鳥駅で集合点呼・トイレを済ませ最寄りの欽明天皇陵を皮切りに欽明天皇の孫にあたる吉備姫王墓の猿石を訪ねて講師先生の話を聞きます。

その後、のんびりした田畑の横を流れる檜隈川の川べりに立つ歌碑で一講義を受けます。
「さ檜隈 檜隈川の 瀬を速み 君が手取らば 言寄せむかも」作者不詳
君は女性が男性に使う言葉、川の流れが速いのであなたの手を取れば 人がうわさをするかもしれないです
古くから女性が積極的だったことがうかがわれます
少し歩いて、鬼のせっちん、鬼のまないたで説明を受けて明日香村立聖徳中学校の校門前を通って、亀石、飛鳥宮跡へ
ここは大化の改新の舞台となった場所
今は岡本宮、板蓋宮、後岡本宮、飛鳥清御原宮の4つが重なってあったとされています

歌碑
「采女の 袖吹き返す 明日香風 京都をとほみ いたづらに吹く」
この歌の説明を聞いている中、参加者の1人高18回塚口さんが昔犬養孝先生の犬養節で直接聞いたとのことでこの歌を皆に歌っていただきました。
皆拍手です。

ちょうどお昼となりました。昼食後、皆でこの飛鳥宮跡で記念撮影です。

過去の実施報告

※開催回の表記ついて
2021年までの開催回に誤りがありました。今年度(2022年度)が第17回になります。お詫びし,訂正いたします。

第17回
2022年度
開催日:11月5日(土)
開催内容:『楽しい万葉集 奈良朝貴族の知性と教養』と題して、主に山上憶良の歌を中心にお話がなされました。
 
第16回
2021年度
開催日:11月6日(土)
開催内容:『雅びな和歌の世界へようこそ -冷泉家の披講-』万葉人または当時の日本人を取り巻く環境、特に四季を深く考えさせられる内容で難しく感じられました。
 
第15回
2020年度
開催日:11月9日(土)
開催内容:「万葉の恋 びっくりどっきり・万葉の男と女」良時代の古い時に現代と変わらず男女間の想いのさまを人々が歌にして読んでいたことを学びました。
 
第14回
2019年度
開催日:11月9日(土)
開催内容:「令和のふるさとを訪ねませんか」と題して、令和にゆかりが深い建物(蘭亭)がある「北山緑化植物園」を訪ねました。
 
第13回
2018年度
開催日:2018年11月4日(土)
開催内容:「万葉と万葉集」と題して、晩秋の吉野をめぐりました。
 
第12回
2017年度
開催日:2017年11月5日(土)
開催内容:天平の一時期、首都となった恭仁京跡(木津川市)を訪ねました。
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